フォイエル・コールの名前の由来について
4月10日月曜日の練習後、フォイエル・コールの名付け親の栗山さんのご息女がいらっしゃり、私たちはフォイエル・コールの名前の由来について知る貴重な機会を得ることができました。
フォイエル・コール混声合唱団は、昭和29年に当時団員であった栗山さんが名付けたことにより、この名前のもと活動を開始しました。
フォイエルの名前の由来は、ベートーヴェンが作曲した交響曲第9番の第4楽章『歓喜の歌』にあります。この歌詞の大部分はフリードリヒ・フォン・シラーが書いた『歓喜に寄す』という詩から引用されたものですが、シラーがこの詩に込めたのは「友人や愛する人のいる人生の素晴らしさ」、そしてベートーヴェンがこの曲に込めたのは「そんな友人や愛する人と共に手をとり歌おう」という思いでした。
栗山さんは「争いごとなく調和して、仲間たちと一致団結してほしい」という思いを込めて、歓喜の歌にある「feuer」をとって「フォイエル・コール混声合唱団」という名前をつけてくださいました。
フォイエル・コールの名で活動してから60年以上が経ちますが、こんな素敵な名前の由来があった事を知り、この名前を、仲間を、団を大切にしようという気持ちが深まりました。
Freude, schöner Götterfunken,
歓喜よ、美しき神々の煌めきよ、
Tochter aus Elysium,
天の楽園から来た娘よ、
Wir betreten feuertrunken,Himmlische, dein Heiligtum!
我々は火のように酔いしれて、天空の彼方、貴方の聖地に踏み入る!
この内容はABOUTにも記載させていただきました。
文責:澤田
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